
木造2階建て以上の家に長いこと住んでる人、何人かいると思いますが
住んでてだんだん網戸が開け閉めしづらくなってくることありませんか。ありますね。
ガッ キキキーーーーーーーーーーッッッ ガガガッ がしゃん。
てな具合にね。
あ同意を得られた。よかったうちだけじゃなくて。
実家じゃもれなく網戸はずれます。
で、なんで網戸が開かなくなるかっていうと、
2階から上の重みで床や床を支える梁が変形するから。
専門用語じゃ「たわみ」なんて言います。
目に見えないようだけどしっかり床へこんでるんです。
みんなの座ってるこのコンクリだってへこみます。
そのへこんだところに引っかかったり、押さえつけられたりするから開かなくなるんですね。
ちなみにどのくらいへこんだかはみんなも知ってる積分をつかって計算で出せるんだけど、
その公式にはみんなの大好きなインテグラル(∮:積分記号)が4つもついてます。
あほですね。気が狂っとる。
話を戻してですね、網戸が開かない件について。
そんな時は近くの人に窓枠を持ち上げてもらうと網戸が動くようになります。
第三者が見たら手を添えてるようにしか見えませんが、そんな感じでちょっと見ただけではわからないくらい小さな変形が起こっているのでした。
2階建てに住んでる人はおうちに帰ったらやってみてね。
以上で説明終わります。
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この一見ふざけた文は今年の8月に某所で行われた、中高生のためのサイエンスセミナー合宿で実際につかった原稿です。
名付けてサイエンスカルタ。すごい名前。
上の某双子のような絵も含めて何枚か描かせていただきました。
(丸が空欄なのは融通をきかせるため。実際は「床がたわんで網戸があかない」でした)
カルタはそれを獲った子のおみやげになったんですが、
その中に元ネタが大体なにかわかっちゃう奇特な子がおりまして大層びびりましたさああそうさshioワールド大好きさ。
質問や進路相談よりむしろその話で盛り上がってしまったそんな彼女の将来がとても
思いやられます楽しみです。
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